食虫植物研究会 The Insectivorous Plant Society(IPS,Japan) の御案内

食虫植物研究会の成り立ち

食虫植物研究会は1949年(昭和24年)に、食虫植物 を愛好する人々によって設立されました。

1949年の設立は、食虫植物研究会としては世界でも最も古く、海外の文献にも「世界で最も古い食虫植物研究会」として紹介されています。1999年11月には設立50周年を祝う記念パーティが、東京のダイヤモンドホテルで開催されました。

現在も年4回の会合を含め、自生地見学会など毎月活発な活動を行っています。最近は、ブラジル、アメリカなどへの自生地見学会など、内容がさらに充実してきました。

IPSはInsectivorous Plants Society の頭文字を採ったもので、進化論で有名なダーウィンの著書の表記から採用しました。最近ではCarnivorous Plantの方が海外では一般的なようですが、これは直訳すると「肉食植物」となり、「食虫植物」の訳としてはInsectivorous Plantの方がぴったりです。設立当初は、世界に類する団体がなかったので、IPSのみでしたが、最近は世界の各国や地域で団体ができてきましたので、 区別するために便宣上IPS,Japanという表記を採用しています。

食虫植物研究会の主な活動

例会、総会

 年4~5回(1月、4月、6月、10月、11月)行われます。

自生地見学会

 庚申山周辺にある日本固有のムシトリスミレである「コウシンソウ」(特別天然記念物)の自生地を、有志で花の時期に見学に行きます。特定のサイトを定点 観測しています。その他、成東、壱町田湿地など、日本にある食虫植物群生地の観察と保護活動を行っています。

展示会

 7月下旬に、食虫植物研究会主催で展示会と販売会を行っています。

会誌の発行

 年4回、会員からの投稿を中心とした会誌を発行しています。A4サイズの大判で、カラー写真のページも充実しており、食虫植物に関する最新の情報が得られます。 日本の湿原についての学術的な報告など、堅い内容のものから、自生地の訪問記、工夫栽培の紹介記事などもあり、食虫植物関連の情報を網羅しています。苗の「交換欄」や各地の方々からの栽培状況などの報告がされる「短信」は毎回楽しみなものです。

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